それは……そうなんでしょう、けれど。
[鏡の精霊的には『相性悪い』という事になるようだが、仔竜は鏡の精霊を好いている。
というか、他者を嫌う事があるのか、と疑問に思うくらいに懐っこいのがシエルという竜なのだがそれは余談として]
……届かない、っていうのは、物理的な話ですよ。
ぼくにとっては、そらは、遠いんです。
[ぽつりと小声で零すのと、砂紋竜の鳴き声はほぼ同時。>>98
竜の背の少年の様子が目に入れば、ふ、と小さく息を吐き]
ええ、そちらはよろしくお願いしますね。
[そんな言葉と共に見送って。
行ったと思ったら戻ってきたクリフから差し出されたものに、ひとつ瞬いた]