[そして、背負っていた鞄から水が満たされた中瓶と巾着袋を一つ取り出し。更に腰に巻いていたストールを外し地に広げ、瓶の中の水を満遍なく振りかけた後]よし、後はこれを…[すぐに拾い上げたストールを手に目星をつけた場所まで移動すると、巾着袋の封を開けて横薙ぎに振り撒き。それを手にしていたストールでばさりと扇ぐと、その場から扇状に清涼な草花の香が広がっていった]