[ 近付いてくるメレディスを見ても、今度はくまは逃げなかった。周囲に張り巡らされた電磁網の存在を感じて、逃げられないと諦めたのか、それとも、別の想いがあるのか、ぬいぐるみの表情は変わらないから解らない ]トモダチ...[ けれど、ぽつと、呟いた言葉は、怯えたいろではなく ]キミもコワイ?[ ぽふ、と頭に手を置かれるのも拒む様子はなく、ガラス玉の瞳が、メレディスを見上げる ]ミンナ、シンパイしてる?[ へしょり、と、くまぐるみは、そこに座り込んだ ]ゴメンネ。デモ、コワイんだ。