― 『舞踏場』近辺 ―[自然体で在りながら隙を見せない佇まいの相手>>104を見遣りつつ]どうもこうもしない、単なる興味さ。人を止めてまで捨てたかった名なんだろう?俺にはいまいちピンと来ないんでな、ご高説賜りたいわけよ。[拒絶を受けても軽い口調で更に問う。人の多様性は留まるところを知らない。出逢った者達からあらゆる意味で”吸収”してきた影《ディーク》にとって、知り得ぬものへの興味は尽きなかった]