―未明の避難部屋―[ママのことを思い出した後、扉と窓に警戒を強める。と、不意に左手が強く握られる>>60。応えるかのようにギュっと握り返す。魘されていたのがうそのように、安らかな寝息に変わった。](―落ち着いた、のかな…?)[警戒は解けないが、シモンの寝顔に少し安心したものを感じ、リーザの心も安らいだようだった。――その時、従業員室で起こっていたことを、リーザはまだ知らない――