[やがて、彼女達が池のほとりから離れようとすれば]『――流水の御魂に、精霊の加護を。精霊の祝福を受けたという事は其方も妾の娘と同じようなもの。見守っておるぞ。』[髪や瞳などは流水の守護者と同じ色だが、艶やかさを滲ませる女性が誇らしげに微笑む姿が浮かんだと思えば、ふわりと大気に溶けて消えた。*]