…またお前のお茶を飲ませて欲しいなあ。[その時は未来を知る由もなく、暢気に願いを口した。当時、既に両国の緊張は徐々に高まり始めている。それでも平和を維持しようとの努力もまた、続けられている。彼も自分も、そんな家の人間の一員だった。笑顔で挨拶を交わす。握り返す手は、温かかった──**]