僕が誰かの指示を待つような無能な人間だとでも?
君に言った言葉は単なる発破がけ。
ご老体を気遣ってあげただけだよ。
…ねえ、おじさん。
ツェーザルって名前に聞き覚えがあるだろう?
[ 嫌味に混ぜて、
言いたいことはわかるよと頷いて返事を。
"誰が危険人物なのか"の当たりをつけたいのだろうと。
それならば…彼に伝える名前は、二人。 ]
君の知り合いだって、聞いたけどその彼は何処に?
ああ――それと、
結局あの彼…そう、セルウィンと言ったっけねえ
彼への疑いは晴れたのかな?
[ 疑わしきは罰せよ。
それならば疑わしきものに含まれないよう
自分が疑わしいと思われないように立ち回るだけ。* ]