[オイルが入っていたであろう容器を拾い、表裏する。
(メンテナンス・オイル?ライター?……煙草?)
喫煙者でない自分には、ライターを扱う機会などなく。
さっぱりでだったのだが、ノトカ―ならそういうことに詳しいのかと思い、ちらりとそちらを見て尋ねてみる。
その返答を窺いつつ、考えていると、シメオンがフラッとたたらを踏んだように見えた。
自分と同じように見えたのか、「座りますか?」と尋ねるノトカーに、笑みを"貼り付けて"大丈夫と答える姿に>>66、隠れてため息。]
……顔色、悪いですよ?
そんなんじゃ二人も心配しちゃって、元気にならないじゃないですか。
……少し休んだらどうですか?心配なら、二人は僕が見てますし。
[エレくらいは、もしかしたら、うんうんと頷いてくれたかもしれない。
言うだけはタダだったので、ひとまず、そう伝える。
丁度その時だ。
フラリと真っ青な顔をして、医務室にハダリーが現れたのは。>>66]