人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


ゼファー軍人 フェリクス

― 平原 ―

[交差の最中、そこが要と読んだ戦士に向けて繰り出した一刺しは、確かに手応えを伝えてきたが]

 ……っ!

[引き戻そうとした槍の動きが、止まる。
今、槍で貫いた敵兵の手が、槍を掴んでいた。>>100]

 おやおや。
 そんな事やらかすのは、俺らくらいだと思ってたんだけどねぇ。

[口調は揶揄するものだが、声音は鋭い]

 でもねぇ……このまま固まって、的になる気はないのよね、オジサン!

[どこか楽し気に言い放ちつつ槍を引き――唐突に、引く力を緩める。
槍そのものの重さを相手に押し付ける動作は虚を付けたか、否か。
いずれにせよ、槍の束縛が解かれるならば、繰り出されるのは再度の突き一閃。*]

(105) 2019/11/08(Fri) 01:00:19

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