人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


堕天使 ギィ

[約束の痕を隠していた銀の指輪が、煤の色に変わっている。
度重なる邪淫の穢れか、堕天使を求め同胞を見殺しにしたからか。
或いは、指輪を作ったものに、何かしらの変化があったか。

かつてはとても強い加護の力を感じたものだが、今はそれも無い。
微かな想いの名残は感じたが、障害ではなかった。]


 砕けろ。


[力を向ければ、指輪は塵となって散った。
同時に思いも散ったか、或いは誰かの元へ帰っていったか。
もはや興味もない。]

(105) 2018/03/25(Sun) 09:18:56

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