[もしも、と言うフィオン>>102の声は、どこか叶わぬ願いを零しているようで、不安に胸が騒いだ。]
約束ですよ、約束!
[小指を差し出して、出来るだけ元気よく微笑む。]
あ、ヴィアちゃん!
紅茶はすごい嬉しい。
でも、ヴィアちゃんもお見舞いにいっちゃうんだよね……!
[そんな時だっただろうか。
ヴィア>>101が紅茶を持ってきた姿を見て、困ったように眉根を下げる。]
アーヴァインさんに出来るだけ近づいちゃ駄目だよ!
フィオンさん、ヴィアちゃんのこと、よろしくお願いします。
[二人の顔を交互に見て、寂しそうに微笑んだ。
大切な人が離れていく、その痛みを堪えながら。]