――帝国前進拠点:執務室にて―― 学校跡地、か。[移転先の候補として聞いた瞬間、リエヴルの顔に浮かんだのは“厄介な提案が来たな……”というもの。暫し髪を掻き回した後、机の上に広げた地図を指し、説明を始めた。] いくつか、面倒なことがある。 敵に、俺みたいんのがいなければいいんだが……。[相変わらずなことを呟きつつ。そこから先は、僅かに声を潜めた。]