[初めて宿に案内してくれたのもディーターだった。
今も気付いてくれたのは彼だったが>>91
その声は空と同じくらい低く暗い。
中に促されたが、進む足が思わず止まる]
……は? 今、なんて?
レジーナさんが? どうして?
[人物も何が起きたかも、今どうなってしまったのかも。
どれ1つ結びつかない事なんてあるだろうか。
昨日まであれ程威勢よく客や注文を
捌いていた女将が]
……今、どこに?
[ディーターの言葉を疑うつもりは無かった。
だが全く訪れない現実感に追いついてもらおうと
彼女を確認したいと願い出たが*]