人狼物語−薔薇の下国

469 グラムワーグ・サーガ3 〜反撃の嚆矢〜


皇子 ロー・シェン

「いえ、それが、今日、この陣営に現れたという話なんです。それも昼間から」

.........敵襲なら、何故伝令が来なかった?

[ 眉を顰め、一瞬唇を噛んでから問い返したのは、それが「動く死体」であったろうという予測の元の言葉。アンデッドが現れたなら、当然それを告げる伝令が在る筈だった ]

「...アンデッドには見えなかったそうです。目の前で消えてしまったという者も、生前同様に会話したという者もいて...どうも幻覚や魔法のまやかしとも思えない感じなんです。そもそも敵襲なら被害が一つもないのがおかしすぎます」

だからと言って...昼間から歩く幽霊なぞ...あるわけが...

[ 馬鹿げている、と、理性は言い、何かがおかしい、と、男の直感は告げる ]

(105) 2017/01/30(Mon) 01:55:29

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