― 龍峡の村・宿屋 ―
[相手の呟いた言葉>>103の内容まではわからなかったが、確かに目が合った。
そして向こうからは、小さく手が振られる。
友好的と見ていいだろう、と、少しだけ安堵して。
小さく頭を下げた後、当初の目的を果たすべく、宿の受付の方へ視線を向け直した。
周囲の彼らもそうなんだろうか、となんとなく思いながら、調査隊に関することを訊ねて]
調査隊の、参加……というのは、ここでいい、のか?
――はい、アイリ……さんに聞いて。
[言われた通りに名前も出す。
それを聞いた受付係が、アイリ様、と復唱した後懇切に説明を始めたのが、少しだけ引っ掛かった**]