人狼物語−薔薇の下国

541 グラムワーグ・サーガ 5 〜呪歌、今まさに絶えんとする時


魔法教師 ロヴィン

[ 反発、逡巡、そして決意...揺れ動きながら、思い定めた若者の様子に>>100わずかに笑みが零れる。 ]

そう気負うな。お前は元々雛鳥共の大将だったろうが。それが「役目」になっただけのことだ。

だが、大将が撃ち墜とされれば、群れは方向を見失う。それだけは忘れるなよ。

[ 祝いの言葉代わりに送るのは、そんな諫言めいた台詞。因果な事だとは思うが、若者達の無事だけが、先への僅かな希望だという認識は、教師達の間でも一致していたから止む無しだ。 ]

俺の役目はお前ら雛鳥共の後ろを守る事だ。お前は前だけ目指して飛べ。

[ 得意だろう?と、飛び立つ若者に告げて、その背を見送る。教師達の中で学生達と共に脱出する事を命じられたのは、男を含めて比較的若い数人だけ。年長の教師達は皆、時間稼ぎの為に残る事になっている、とは、告げる事はできなかった。 **]

(105) 2020/11/14(Sat) 02:07:17

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