オズワルド>>37
う、
[自分が迷子になった事は話していない筈なのに、
どうしてわかってしまったのだろう。もしかして、エスパー?
という事は、一度開く扉を間違えて上官達の会議の邪魔をしてしまったことも見透かされている……!?]
……はい。すみません。
あれは事故だったんです、もう二度とあのような失態は……っ
[斜め上に解釈し過ぎて墓穴を掘るの図である。
それにしても、数字や文字なら覚えられるのに
何故か道はわからなくなってしまう。摩訶不思議です。
オズワルドが食事を受け取り喫煙所の別の客――あの人影はカークさんだろうか――と話し始めれば、視界に入れつつも距離を置く。
未成年の自分は煙草の味をまだ、知らない。
遠巻きに様子をちらりと見ていれば彼らの元へ准尉が来ていて
無意識に詰まっていた息が、ほ、と漏れた。]