― ??? ―>>103[腕の中の身体は、軽く身じろいで。半ば眠りの中にいる幼子のような声が漏れた] ……メル……? [優しく、呼びかける。取り上げられそうになった毛布を抱きしめるように、背にぎゅっと腕がまわされて。ねむいよ、と駄々を捏ねるように、肩に額が擦り付けられる] ……ふふ。こどもみたい。 [背をゆっくりと撫でながら、頬に唇をくっつけて囁いていると。小さく、小さく。眠くて舌足らずな声に、名を呼ばれる*]