― オプティモ・救護所 ―[ブラバントへと発つ前に足を運んだのは、小さな救護所だった。「今日は千客万来だね」と不機嫌そうなおばちゃんの横を通り抜け、昏々と眠るルディの顔を見に行く。顛末は、おおよそシノワから聞いていた。今はただ、回復を祈るばかりだということも。] 一緒に、新しい風吹かせるんだろ。[青白い顔で眠るルディに話しかける。触れようとしたら周囲の古き民にやたら警戒されたので、やめておいた。]