― 月の舞台 出立前 ―[ 三組の竜神と召喚者、それぞれが儀式を終えて、旅立とうとする前に、呼びかけられ、名を問われた竜は>>90にこりと笑って口を開いた。 ]俺は、ツェーザルって名だ。対戦できなくて、ちょっと残念だったぜ。あんたとなら、目一杯空を駆け抜けて競えただろうからな。[ 勝ち負けよりも、その過程を自らの命と自由の証として楽しむのが常の変彩竜は、そんな風に言って、にやりと笑った。 ]