[カップを手にするゾフィの隣、同じく壁に背を預けて凭れる。“夢が叶う前に、君たちの顔を見ておきたかった”
と言う言葉>>99に数瞬、思案気に眸を翳らせてから]
…助けられていたのは俺たちの方だよ。
君は、フリーデを可愛がってしあわせそうにしてくれたし
『議論』の時もだが、それ以外の時も……
………。うん、俺も言葉では、上手く言えないな…。
ただ…逢えてよかった、と思っているのは本当だよ。
「試練」なんていう状況じゃなければ、もっと良かったが。
[山道での最初の出会い>>0:69の時と、
ゾフィとその相棒たちを、想った時の気持ちが蘇る。
“何”に“何故”、ひかれているのかは、男自身にも分からない。
ただ、彼女の…あるいは彼女と相棒たちの“何か”に……>>0:337]