― 通信室 ―っは、待たせた。[悪い、そんなことを言いながら肩の荷を下ろす。扉の封鎖を傍らの彼女に頼めば荷を開き、コードの類を引き出して]あー…暫く聞かぬふりでもしててくれるか。いやいいけども。[何ともつかない表情をすればヘッドセットを装着し、機械越しに会話をする。素早く基盤に視線を投げながら操作をすれば間もなく扱えるようになるだろう。操作の手順の倍以上は悪態をつき舌打ちをしたのはシュテラに聞かれているのやら。]