……本当に、もう終わったならいいんだけれどな。[談話室の後始末が終わった後で、ディーターは「もう終わった」と口にした>>46その言葉に促されるよう、部屋に引き上げてきてしまったけれど、気持ちは未だちっとも晴れぬままだ。それでも、幸いな事に今日は誰の悲鳴も聞こえては来なかった。――だから、新しい犠牲者が出ているなんて、集まった談話室でシモンの口から聞くまで>>13は、想像だにしなかったのである]