[ーーどうしてこんなことになったのだろう。作業に集中するとは言っても、床を拭いて、折れた矢を拾い上げ、流れ弾で動けなくなったドロイドを退かすだけ。単純作業の合間に、そんな言葉が脳裏をよぎる。] (こんな船に乗らなければ……)[後悔してもいまさらなのは分かっていたが、だからといって愚痴っぽくなる思考は止められるものでもない。そうしてため息交じりに、ときおり作業の片手間に展望ラウンジの向こうに広がる漆黒を眺めていた。*]