……なっかなか、楽しー事になってんな、これ。
『楽しむところですか』
[ふ、と落ちた呟きを拾った副官が即座の突っ込みを飛ばしてくる]
そーでもなきゃ、やってらんねぇだろ?
[なんて軽口を返しつつ、南から北へと馬首巡らす敵騎兵>>81を見やり]
続けよ!
[短い号の後、北へ向かう隊へ向けて駆けつつ、矢を射かける。
一度に全員が、ではなく、タイミングをずらして畳みかけるように。
直射と曲射を交えた変則的な矢雨を見舞った後、素早い反転で距離を取る。
同じ相手に固執する事はなく、次に射程に捉えるのは中央歩兵。>>85
矢数には限りがある。
その限界の中で最大限を叩き出すにはどうするか。
そんな思考巡らせつつ、細流の音は駆け巡る。**]