……ああ、そうか。
天に在るものが、地に馴染み過ぎるのは正しき在り様を崩す……っていうのは、あるからな……。
[イングリッドの示す懸念>>97には、思う所もある。
状況はだいぶ違うが、その点はかつての自身に準えられる所もあった。
幼い頃、地上で長く過ごしたいと駄々をこねた時に母に言われた事。
本来天に在るべき己が、地に馴染み過ぎては正しき在り様を崩してしまうのだと。
仙花のように純粋な存在であれば、染まった場合の影響も大きいか……と思いながら持参した菓子を広げる。
それが感嘆されている>>101とは、思ってもみなかったりするが]