……んでもなー。
[ミリカ村出身の騎竜師と、旅の騎竜師の間の繋がり、というのは今ひとつピン、とこないのも事実だった。
その辺りは、最初に言葉交わした時の印象が強く、彼の村の出身であるとは思ってもいないせいなのだが。
なお、当時投げられた偉い人? という問い>>1:179には、「『守護者」任預かりの自衛団下っ端」という返事を返していた。
守護者──土地の護り手としての務めを果たす騎竜師はその地の象徴とも言えるから、偉いといえばそういえるかも知れないが。
特に大きな権限があるわけでもなく──だから、「別に偉いわけじゃないから、畏まんなくていーぜ」と気楽に告げていた]