人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


黙示天使 アデル

 ― 天の階の下る刻 ―

[黙示天使は配下の者らと共に、箱舟上空の天にあった。
 大天使は翼の威容を見せることなく、静かに地に降り立った>>95
 真なる奇跡の降りる厳かなる場を、徒に騒がせることは本意ではない。
 故に地上への警戒は怠らぬままなれど、人目引く眩き光の中に身を置いていた]

 嗚呼、ついに訪れたのか、この時が。

[光の中心に、聖職者然として佇む我が主上と、跪き対峙する救世主が見て取れた。
 導き手は歓びと共に、大天使へと手を伸べる]

 …………。

[邂逅に挟むべき言葉は見付からず、黙示天使は視線を地から、地平を望む方向へ向ける。
 この場を邪魔立てする無粋なる者があらば、見逃さぬよう*]

(104) 2017/11/03(Fri) 23:38:12

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