ンだと、オッサン………
[>>0:218 手を上げたのは、さてどちらが早かったか。
切欠はなんだっか。
相変わらず酒ばかりを飲み、堕落した生活を送るマーティンをチャールズが窘めたのだったか。最初こそは生返事を送り、やり過ごしていたが、その日はたまたま虫の居所が悪かった。或いは、我慢の限界だったのだろう。]
儂ァ、若に仕えてンだ。
オッサンの指示は受けねェよ。
[そう言って不満をぶちまけるとともに、ジョッキを投げ捨てた。
それが合図となった。
智慮深い老将の目は怒りに染まり、拳が飛んできた。]