―― 回想 / 第二エリア・ホテル ―― で……それからどうなったんだっけ。 はて。[清掃用ドロイドのお世話になったことは覚えている。] いや、それは忘れた。うん。[なんだかイキのいい清掃用ドロイドだった気もする。右に行ったり左に行ったり叫んだり、酷いことになっていた酔っ払いは、日頃は立てない足音も立てただろうし、時折右足が縺れて転びそうにもなっていただろう。恐らく、たいへんに迷惑をかけたはず] ああ、いやいや、断固として忘れた。