……は……い。[最初は疲労によるものかもしれないと思ったけれど、感覚すら失くしたままの両脚に、少女は不安げな表情を浮かべた。](……大丈夫。)[それでも、前を向こうと、大丈夫だと言い聞かせる。 自分よりもずっと心配な人もいる。沈んでいる暇なんてない。 挫けそうになったら、手を伸ばす。 これからはそうやって生きていくんだと、誓ったばかりじゃないか。]