[思わずその髪へと触れて、滑らせるように指を下ろして鱗へと触れる。空の蒼を吸い込んだのかと思ったなんて口には出せなかったけど。薄らと空を反射したような蒼はすぐに消えて、元の色に戻った事が残念だと眉を下げた。] そっか…それが本当の色? 今の色も綺麗だけど、蒼もきれ……い、……だ?[綺麗だと感じて、そう言葉を乗せた瞬間、目の前が暗く。くらり、と目の前が揺れてアリーセへと触れていた手を自らの頭へとやり。]