― 幕間/仮初の死に至るまで ― んー……なんで、ってさぁ[そんなこと聞かれても、と。一度死ぬことが決まっているのに普段と変わらぬ顔でレトは首を傾げた] ………せっかくのチャンスだから? なーんちゃって[差し出されたパンケーキ。幸せ色のそれに目を輝かせ、きちんと綺麗にした手でナイフとフォークを手にした] いっただっきまーす あ、でもシャンパンは俺いいから[さらっと断りながら大きな一口を頬張った*]