[ 不思議な病が終息を迎え、全ては元の通りに、は戻らなかった ]
あのねミルさん、僕怒ってるんだからね。
[ 図書館の主とも呼べる司書が、自らの意思で街には戻らないと決めたのだ、とは、すでに知らされていたけれど、ヴェルナーが図書館に置いた白い花>>97を最初に目にした時、占い師はむくれた顔で、花に向かって文句を垂れた ]
結局なんにも相談してくれなかったでしょう?僕は、そんなに頼りになら...ないかもしれないけどさー。
[ まるで、その人が今でもそこに居るように、呆れたような困ったような表情で、占い師を見つめているのが見えてでもいるように ]