───種宿花《チュォンスゥホァ》![吐き出される毒液を避けながら、その首へと斬りかかる。一撃は浅いものだったが、当てることが目的であるため即座に離れて。呪を紡げば傷口から茨の蔓が身を縛らんと伸びた。棘が相柳へと突き刺さり絡みつき、一面がそれから逃れんと捩る。容易には取れぬそれは隙を作るには十分なものであるはずだ]