人狼物語−薔薇の下国

13 Chant 〜あなたを失い死を知った〜 SIDE:B


公国軍大尉 レト

[のびのびと足を伸ばし、バスケットの中の食事を食みながらの談笑。
まるで以前からの友人のように、彼らと打ち解けるのは早かった。
ノトカーと最終試験を一緒したジェフロイとの話題で、彼の名を聞くことが多くなってもいたことも手伝ったのだろう。]

 うさ……?
 なんだそりゃ。誰が言ってたんだよ。

[逆に、余計なことを吹き込まれることも増えたが。]

 ……まだあの人、俺の入寮申込書のこと気にしてんのか。
 確かにウサギは食いモンだし、食事に出されりゃ喜ぶが。
 別にラヴィを取って食おうってんじゃねえのに。

[憮然とした表情を向けたなら、明るい笑い声が返る。
シュヴァルベの地を渡る自由な風そのもののような、
物怖じも遠慮もない、透明な笑い声。
それは、ノトカーを好ましく思う理由の一つだった。]

(103) 2013/06/21(Fri) 07:44:50

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby