我が去ったあとの地上など知らぬ。
好きにしろ。
[地上に残ってたものがいれば滅するという宣を、含むものにも気づかず―――己の興味は既に地上になかった故―――頷いたあと、竜の四つの目を見る。]
我の命に刃届かせたものと、我が半身の心に触れたもの。
おまえたちがいたために、面白きことが増えた。
礼を言おう。
我と共に天界を陥とすというなら、歓迎するぞ。
地に残るというならば―――いずれ再び会うときを楽しみにしておこう。
[誘うというよりは言ってみた程度の軽さで、共闘か敵対かを投げかけた]**