…清明神社より加護がもらえた気がする。
[まだ外れはしないが、解除まであと少しのような手応えがあった。
安堵して隣を見れば、得意気な顔があり。
言った通りだろ、と物語っている表情に一瞬たじろぐ。
顔を逸らしてぐいぐいと庭園を後にしようとして。
少し歩いたところで立ち止まり、振り返った。]
…………。
お前にしては、よく思いついたな。
[よくできました、と。
右手を伸ばし、頭をぐりぐりと乱暴に撫でた。
昔もこうやって、褒めたことを思い出しながら。>>1:-451
けれど今は、触れる手があの時とは別の熱をも纏いながら。*]