[シュナウザーが議論を牽引している所を見ると、やはり彼は優秀だと言うことが感じられた。調査も彼だから任せられるというものだ。私は私の仕事に専念できる。
話の終盤、私の名前が出ると>>72]
ええ、対外面は私にお任せください。
好き勝手にはさせません。
[彼へと目を向け、またウェルシュ様へ向けても言葉を発する。一月半程前から、王位継承に備えて幾度も近隣諸国と会談や協定を重ねてきた。少々状況は異なるが、大筋ではやることは変わらない。
そして、私以外の高官が出払ったのを見計らい、ウェルシュ様へと話を切り出すのだった。]