とはいえ、独り占めする心算はありませんし。皆にちゃんと分配するとお約束して頂けるのなら快く‘提供’しましょう。…但し貴方方ではなく、クロイツさんに預けたいです。[自分の持つ薬は一つ。エレオノーレが新たに薬を作れるという事は知らない。故にどれだけの人がこれから生き残るかは想像もつかないが、もし自分が死んだ場合、こうした人物が幅を利かせるのは納得できない。ホルダーに手を伸ばそうとするようであれば、撃つなら撃てと言うように鋭い視線を向けた。]