― 「蛟」甲板 ―どっちかってーと、ヤクモの手柄だ。[ ガートルードの礼>>75にはそう応じ、『キュィ!』と胸を張るヤクモに苦笑しつつ、ぶん、と刀を振る ]...くっそ!腕鈍ったかな?[ 最初に海老の鋏に切り裂かれた左腕の傷が影響しているにしても、自分ながら太刀筋が甘い、との自覚があったから、零れた声は相当に苦い ]こんな様じゃ、あの石頭に嗤われちまうぜ...[ 剣士としての才と役目を捨てて、騎竜師としての道を選んだ、その事を、父に認めさせるには、まだ未熟ということか... ]