人狼物語−薔薇の下国

407 ルー・ガルー戦記 9 〜ラモーラル辺境戦


独立解放軍副将 マーティン

― 回想:8年前―

[>>0:51 クマはあのとき、ディーンに一生付いていくと決意した。
己が力、今まで奪うがために使ってきた力を。
今度は護るために使うと。誓った。

―――然し、]

 なんでぇ、オッサン。
 ンなに見るんじゃねぇよ。

[自分が従うべき盟主はただ一人。
然し、その盟主には既に、忠臣といえるべき副官が居たのである。

それを知った時、どこか嫉妬に近いような歯痒さを覚えた。
自分よりも長く傍に仕え、自分よりも盟主のことを知っている老将。
智慮深い名君に、短慮なクマが敵う筈もない。
然し、盟主を想う気持ちは、目の前の老将に負けていないと。
マーティンは目を細めて、老将を見下ろした。

>>0:217 面白くないのは、向こうも同じだっただろう。
チャールズと呼ばれたその男は、値踏みをする視線をあからさまに送ってきた。]

(103) 2016/02/13(Sat) 00:42:52

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