― 教会・礼拝堂(カサンドラと別れた後)
>>96グレートヒェン ―
[グレートヒェンの言葉で気付く。
そう言えば彼女にはこの姿の説明をしていなかった。
…と言っても、自身が理由を知らないのだけれど。
紙に理由を書こうと下を向けば、耳と尻尾を触られた感触。]
っ…わふっっ。
[突然の不意打ちに、ぴりりと身体中に電気が走る。
くっ…耐えろ。耐えるんだリヒャルト。
文字を歪めながらも何とか書き終えれば、彼女に向け]
"朝起きたら耳と尻尾がついていました"
"それのせいなのか、今言葉が話せません"
"貴方も昨日あの酒場へ?"