人狼物語−薔薇の下国

383 【SF人狼騒動RP村】 Sleeping Silver  Sheep  〜 猫と兎も 勘定に入れません 〜


聴く人 シメオン

[どれほどそうしていたか。
アミューズメント・エリアのホテル前の一画。
人の気配がしんと絶えたフロアに、響いた足音は、一人分だったか、あるいは二人分だったか。]


 ああ、呼び出して悪いな。
 こんなときだが……こんなときだから、かな。
 弾きたくなったから。
 ……って、そのギター、弾く気じゃねえだろな。
 また怪我してんだろうが。


[人として自身が生きてきた名残を、誰かに伝えようとしているというような、そんな上等なものではなくて。

ただ、あのとき。
ドロシーのギターをかき鳴らし、声を乗せて心を伝え、別れと“再会”の曲を選んだ、その姿に。>>4:243

ああ、きっと――…
沢山の楽器と出会い、出会った者たちの言葉を受け止め、心を深く察し、音の一つ一つを愛し、触れて、癒して、自身の音もより深く豊かに響かせてゆける、
そんな手なのだろうと、思った。]

(102) 2015/10/23(Fri) 22:01:04

SWBBS V2.00 Beta 8++ あず/asbntby