[既に望みを表に出しているため、仮にゾフィヤの力が及んでもオズワルドに変化は無い。
代わりに、口を突いて出たのは]
おい、誰か指揮官になれよ。
[揶揄うような口調での言葉。
瞳は『皇帝』の保持者へと向いている]
「何故僕を見る。
君がやれば良いだろうに」
俺は無音の重戦士だ、指揮にゃ向かねぇ。
お前ぇなら前から皆の中心に居たじゃねぇか。
「先導者が居るのだから、彼女に任せたら良いだろう」
[不意を突かれたとは言え、早々に敗北したのが遠慮に繋がっているのだろう、『皇帝』の保持者は容易には頷いてくれなかった]