[とたんに、
「ワシはこの船の機関士を務めておった」「この筋肉を見よ」「孫の世話以外にもできることはあるわい」「力を貸そう」「まだ83歳だぞ」「マチス坊主が司令官になったと聞いてな」「若い者ばかりに任せてはおけん」「軽く30キロはいける」「医師の免許を持っています」「守りたいものがあるでの」「武者震いがするわい」「勲章どこやったかのぅ」「時は来たり」「ここまで歩いてきた」「お役に立ちますぞ」「孫は15人おります」「元帥閣下が夢枕に立って」「銃座に座らせろ」「使えるものは使うがええ」「最後のご奉公よ」「いくつになっても男は船が好きなんじゃ」「老人と思って侮るなよ」「天使どもに一泡ふかせてくれるわ」「数は力になるぞ」「妻子も承知の上だ」「よい面構えをしておる」「亀の甲より年の功」「これは仕込み杖です」「まだまだ若いもんには負けん」「勝って宴会じゃ」「微力ながら」「耳が遠いから爆風もなんぼのもんじゃい」「飛行隊に所属しておった」「頭の中は古びておらんわい」「腕相撲するか?」「追い返そうったって無駄じゃ」「今しかないぞ」「おお、おまえも来たか」「撃ちして止まん」「病院にいても暇じゃから」「血が滾るわい」「思い残すことはない」「このまま黙ってやられてたまるか」「今こそ恩返しをする時じゃ」「一命を賭す」「これよこれ、昔を思い出すのう」「生きて帰るぞ」「おれたちの空だ」「重機を任せたら自分の右に出る者はおらんぞ」「悪いようにはせん」
怒濤のアピールが乱れ飛ぶ。
なんとも闊達な老人たちであった。]