― 平原南 ―[自然体で近付いてくるカナンの言葉>>95>>96を、立ち上がりながら耳にする。立ち上がりながら理解を示す頷きを向けたが、周囲には立ち上がる仕草のうちの一つに見えたことだろう。ふらつく足で地面を踏み締め、小盾と、剣を構える。目の前でカナンも身構えていた]やああっ![地を蹴るカナンに向けて、その場で剣を振り上げ。カナンが剣を放り投げるのを目端で捉えながら、構えられた盾に剣を振り下ろした。ガンッ、と金属がぶつかる音が奏でられる中で、左腕の小盾も構えはする]