隠れんぼ、とは失敬だな。 陰に潜むは、俺の最も自然な在り方なんだが。[場違いな文句を紡ぎつつ、右の手に刃を、左の手には影の華を浮かべる] ま、理屈はともかく、あれだ。 ここで会ったがなんとやら、ってヤツだ。 ……堕ちてもらうぞ、コンラート・フリーデル。[天使憑き、とは呼ばない。それは、向こうが己が名を呼んだが故。笑顔で言い放つと同時、左手の華を叩きつけ、炸裂するその衝撃に重ねるように一気に距離を詰める。振りかざす右の刃が狙うのは、鋼の翼。*]