いや。 憎まれ役を買って出ようなんて 殊勝な事は考えちゃないさ。 生憎と、そんな健気な憎まれ役を 見ていてくれる神様なんて何処にも 居やしないからな。 ただ… パメラが人を疑いたくないと 願ったから、 その純粋さを守ってやりたかった。[ 手を掛けた時。旅人の心にあるのはそれだけだった。今は奥底に抱えていた衝動に気付いてしまったけれど。]